2015年11月19日

ってくるのです

ところが、です。結婚生活が始まってみて分かったのですが、夫となったその人、実に気前が良く、職場の後輩とか友達とかに、しょっちゅう食事やお酒をおご。当然それにより家計は圧迫されます。Aさんは憤懣やるかたないという感じで妻に「ホンマにもう!毎回おごってくるんやで!(怒)」と語っていたそうですが、妻はそれを聞きつつ「いやあなた『おごってくれる人』がよかったんでしょ・・」と心の中でつぶやいていたそうな。

あらためて見てみれば、事実は1つなのに、面白いものだと思います。人が持っている1つの要素が、ちょっとしたきっかけで一気に短所になったり、長所になったりする、ということですね。それはともすれば、自分が嫌いだと思っている自分の性格上の特徴だったり、スキルや能力の状態だって、ふとしたことで素晴らしい「長所」に添加することが出来るかもしれない、ということです。

あなたにも私にも、「自分のこういうところがイヤ」と思える部分がきっとあると思いますが、そんな風に思ってしまいそうになったとき、ふと一歩立ち止まって「これはひょっとしたら長所になるのかもしれない」と考えてみるのはどうでしょう。おそらく、それをするだけでも自分のことをより好きになれて、毎日楽しくなるような気がします。
posted by stairhea at 16:30| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2015年06月12日

飲み屋の片隅で

u=1806322154,3350500812&fm=21&gp=0.jpg
「ああ、ごめん」

 翡翠は少し寂しそうに肩をすくめた。

「いいんだ、お前にはわからなくても」

 彼らは旅を続けた。世界透明質酸 鼻中を旅しながら、いろんな土地で話を集め、それを別の土地に持って行った。にぎわう市場で、飲み屋の片隅で、翡翠は様々な話を披露した。人々はその物語に耳を傾け、見知らぬ土地での出来事に目を輝かせた。

 黒猫はその鑽石能量水傍らに座り、彼女のことを見守っていた。彼女との旅は楽しかった。彼女に拾われて、黒猫はとても幸せだった。

 だがそんな黒猫にも、ひと零類接觸行銷つ気がかりなことがあった。それは決まって満月の夜。翡翠は一晩中、何かに魅入られたように、白く輝く月を見つめ続けるのだった。その頬に流れる涙を見て、黒猫はついに問いかけた。

 ——何故《なにゆえ》、泣く?

「あそこにはジェイドがいるんだ」

 懐かしそうな、悲しそうな顔で彼女は月を見上げた。

「別れ際、『きっとまた会える』とジェイドは言った。『いつ会えるんだ?』と私は尋ねた。それにジェイドは答えた。『僕の計算が正しければ、多分三千年後に』と」

 翡翠は静かに涙を流しながら、小さな声で呟いた。

「もう一度、彼に会いたい」

 黒猫は悲しくなった。彼女には自分がいる。こんなに傍にいるのに、彼女はどうして泣くのだろう。ジェイドとは一体誰なのだろう。彼女にとって、彼はどういう存在なのだろう。それを黒猫が尋ねても、翡翠は寂しそうに笑うばかりで、答えてはくれなかった。

 二人の旅は続いた。旅の空の下、ゆっくりと——だが確実に年月は流れていった。黒猫は驚くほど大きくなり、翡翠は年を取った。もとから細かった体は年老いて、枯れ枝のようになった。そしてついに病を得て、彼女は寝込んでしまった。

「私が死んだら、私をお食べ」

 黒猫の頭をなぜながら翡翠は言った。

「そうしたら、いつまでも一緒にいられる。寂しくはないよ」

 翡翠は死んだ。黒猫は彼女の骨を食べた。

 そして黒猫は、彼女が胸に秘めていた思いを知った。

 それを伝えなければならないと思った。けれどジェイドは人の身だ。人の身であるジェイドは、三千年もの間、彼女を待っていられるのだろうか。

 そこで黒猫は人を試すことにした。

 墓にやってくる人々の声。愛する者の死を嘆く声。黒猫はその骨を喰い、嘆き悲しむ人に言った。

「十一年間、待てるか?」

 三千年ではない。たった十一年だ。

 なのにほとんどの人間は、愛する者のことを忘れてしまった。かつて愛した者の声に「化け物!」と叫び、石を投げてくる者すらいた。

 黒猫は失望した。人の心は移ろいやすい。ジェイドもきっと彼女のことなど忘れてしまっているだろう。受け取る者がいないのであれば、彼女の記憶を覚えていることに意味はない。自分が存在している意味はない。

 そんな彼の考えを、改めさせる出来事が起きた。ミルカという名の一人の女に出会い、カラスという名の語り部に出会い、黒猫は気付いた。

 永遠の命を持つ魔物とは異なり、人の命は有限だ。だからこそ人は思い出を懐かしみつつも、それを忘れる。そして、今この時を懸命に生きる。まるで夜空を横切る流星の如く、命を刹那に輝かせる。

 その一瞬の輝きを思い出として留めること。それが永遠を生きる者として生まれた、自分の運命《さだめ》なのではないだろうか——

posted by stairhea at 16:18| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2015年06月09日

腕を通してくれるらしい

あんなに小さかった姪が、もうすぐ成人式を迎えようとしている。誰もが言うように子供の成長は早く、そして時の経つのは早いのだ。ただただ可愛くて大切で愛おしかったあの子がもう大学生となり、今や自分よりもしっかりした女性となっている。その兒童餐椅姪はどうやら成人式に私達三姉妹の振袖のうちの一つに腕を通してくれるらしい。

成人式。

昨日のように思い出されるが、でも「遠い昔」ということも分かっている。地元に友達がいなかったから、式には参加せず、家族と時間を過ごした後、当時付き合っていた彼に自分の晴れ姿を見せたくて、着物を着て新宿南口まで繰り出した。私服で待ち合わせをする時も、「今日は可愛く見えるかな」なんて考えていた初々しい私だったから、「おかめ」のようなお化粧をしていようと牙齒美白も、いつもと違う「和」服を着ているこの日は、いつも以上に胸を高鳴らせ彼が来るのを待っていたに違いない。


私よりも遅れて来た彼は、「何か記念になるものを買おう」と行ってくれ、ミロードで1000円のリボン形をしたピアスを買ってくれた。ありがとう。ラインストーンが一つ取れてしまったけれど、大好きでまだ大切に使っているよ、、、、、哲。

成人式と言うと思い出すのは哲とのデートが主で、成人になったことへの感慨やその時の抱負などを全兒童健康く思い出さないのは、感慨も抱負もも無かったからだろうか。ただ綺麗な振袖を着ることが嬉しかった成人になり切れていない未熟な私と異なり、「母親」であるママはもちろん違う思いを持っていた。そして、そのことに初めて気付いた。いや、知らされた。
posted by stairhea at 12:39| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。